お知らせ
米子市美術館で開催中の「草間彌生展」に行ってきました。一昨年瀬戸内海に浮かぶ「直島」で巨大なかぼちゃの彫刻作品を初めて見た時、その迫力と存在感に圧倒されました。今回の催しでは2階の展示室にかぼちゃの作品だけを集めた展示がありとても素晴らしかったです。そこには直島で見たものとは全く違う印象のかぼちゃの作品が沢山あり、草間彌生の魅力を再発見しました。彼女は幼少期より総合失調症に悩まされ、幻覚や幻聴と対峙するためにスケッチや絵画を描きはじめたといわれています。水玉と網目模様を描いている間は症状が和らぐことから、彼女にとって水玉や網目模様は病から身を守るおまじないのような意味合いがあるそうです。苦しい病と戦いながら前衛的な芸術活動を通じてあらゆる抑圧からの解放と世界平和を訴え続ける草間彌生は現在92歳、今も精力的に創作活動を続けています。魅力あふれるかぼちゃの作品の数々は、愛情深くてチャーミングな草間彌生自身のポートレートのようです。
2019年10月直島にて
コロナ禍で出番が途絶えていた航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が富山県砺波(となみ)市のイベントで1年ぶりに飛行しました。このイラストは鳥取県江府町の人権教育用冊子「あかるいこころ」の為に描いたものです。テーマが「新型コロナウイルスと人権」、ご要望は子供向けの優しいタッチで表紙のイメージは昨年5月29日に医療従事者へ感謝を伝えようと都心上空を飛んた「ブルーインパルス」でした。この冊子にはコロナ禍の社会で人々が不安や恐怖から誤った知識や思い込みによる偏見で差別をしてしまう事例についてイラストを使って分かりやすく解説しています。医療従事者や感染者、そのご家族に対しての心無い誹謗中傷や差別、偏見は新型コロナウイルス感染症拡大防止の大きな妨げになります。医療従事者や事業者の方々へ感謝の気持ちを忘れずに感染予防をして、頑張っている人々をみんなで応援する明るい心で新型コロナウイルスを克服しましょう!
娘が幼いころ夢中になっていた「ぐりとぐら」の絵本シリーズ、中川李枝子さんと山脇百合子さん姉妹が創り出す絵本には美味しい食べ物やワクワクする冒険、ドキドキする出会いが満載です。
私は読み聞かせをするのがとても楽しみでした。この写真に写っている「ぐりとぐら」は人形遊びを始めた娘のために家にあった端切れで作りました。15年以上も経って手づくりのぐりとぐらはすっかり色褪せてしまったけれど、絵本を読み返すと子育てをしていた当時の楽しい記憶が鮮明によみがえります。




