お知らせ

2021-09-23 08:02:00
コスモスと和歌と結婚記念日

30年前の今日、境港で結婚式を挙げました。披露宴会場のテーブルフラワーはコスモスの花でした。当時のアルバムに収めた式次第を懐かしく見返してみると・・・式次第の表紙にもコスモスの花、そして百人一首で有名な権中納言敦忠が詠んだ和歌「逢い見ての のちのこころに くらぶれば 昔はものを 思はざりけり」がプリントされています。1000年以上前に切ない恋心を歌ったこの歌は現在でもたくさんの人の心に響く歌です。

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あいさつ文の末尾に「細くても強く、小さくても味わいのある家庭をつくります。ちょうど初秋の風に揺らぐコスモスのように…」と記していました。こうして30年もの間、ふたり仲良く一緒に元気に暮らしてこられた感謝の気持ちを込めて・・・嫁入り道具の花器にコスモスの花を挿しました。