境港で「紅がに」と呼ばれているベニズワイガニの漁期は9月1日～6月末まで。境水道沿いの岸壁では漁船が出航の準備をしています。いよいよカニの季節がやってきます！日本海の水深800ｍより深い海域で獲られる鮮やかな紅色のカニは、身は柔らかくて甘みが強く松葉ガニ（ズワイガニ）にも負けないくらいの美味しさです。境港にはカニの加工施設がたくさんあり、棒身、かに爪、カニみそなどの冷凍食品をはじめ、カニグラタン、カニコロッケ、カニ飯などの多様な加工食品が製造されています。殻はチキン・キトサンの原料として医薬品や健康食品に利用されています。身はもちろんのこと殻まで捨てる部分がなく、利用価値の高い紅ガニはかけがえのない海の恵みです。早くコロナが終息して、全国のお客様に美味しいカニを食べに境港を訪れてもらえる日がくることを願っています。